2022年12月20日
僕は冬の夜空が好きだ。どうしてなのか・・、いつからなのかもよく分からない。
寒いのが一番苦手なはずなのに、でも悴んだ手を擦り合わせながら毎晩二階のベランダへと出てしまう。
そして頭上に浮かぶ星座を眺めるのだ。そう、それはオリオン座。
冬の星座の定番だけれど、とても美しい。
冬の澄んだ空気が星を眺めるのには適しているのだろう。
あたりに街灯も少なく近隣には商業施設もないおかげでよく見えるのだ。
月が出ていない時か、新月の夜だと尚いい。
その光は、一体何万光年かかって僕の眼に飛び込んできているのだろう。
今見ているその光は、とてつもない昔に放たれたものだと頭では理解できても実感としては分かりようもない。
でもそんなことを夢想しているだけで幸せなのだ。
オリオン座から地球を見ることがもしできたとしたら、この地球も綺麗に光っているのだろうか。
それを確かめられる時がやって来るのなら、生まれ変わってでも見たいと思う。
奇跡の星である地球のその光を、大好きなオリオン座に腰かけて眺めてみたいと思う。