皆さん、こんにちは。
雨が多い時期や暑い時期によく感じる表現しずらい程の臭いにおい。これらは主に雑菌などの繁殖に加えて温度と湿度が高いと臭気を感じやすくなるからだとも言われています。そんなときでも嫌な臭いを感じずに過ごせたらいいですよね。
フレグランスメーカーのアート・ラボがお届けする【フレグランス・ラボ通信】第15回目は、「嫌な臭いの仕組みと消臭方法」に関するお話です。
嫌な臭いってなぜ感じるの?
いい匂いと嫌な臭いはどのようにヒトは識別しているのでしょうか。実は悪臭と言われているものはヒトが生きている間に感じた経験値から「いい匂い/嫌な臭い」だと識別しているそうです。腐敗臭、カビ臭、洗濯物の生乾き臭、タバコ臭、アンモニア臭などの嫌な臭いの代表格と言われるようなものも、ある人によってはいい匂いだと感じるものもあるようです。ですが一般的にこのような匂いは「悪臭」と言われ敬遠されがちですね。では、そのような「くさいと感じる臭い」は一体どうしたら良いのでしょうか。
嫌な臭いを消す方法
■悪臭の元を密閉/他の物に吸着する
例えば生ゴミ臭などは三角コーナーや開放的な場所に捨てず、都度小袋に入れて悪臭自体をシャットダウンする方法があります。とは言え、ビニール袋に入れてもニオイの分子は袋をすり抜けてしまいます。こんなときは赤ちゃん用の汚物消臭袋などを使用すると生ゴミ臭はかなり軽減されます。もし冷凍庫に空きがあれば腐敗する前に冷凍庫に入れてしまうのも一つの手です。部屋の中に漂うにおいは二箇所換気/濡れタオルを降って臭いの成分を吸着する/炭などを置いて吸着するなどが挙げられます。
■香りでマスキングする
マスキングとは一般的には香りで悪臭をカモフラージュする方法です。と、いうと、なんだか原因は消えていなくて嫌な感じを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実は香り製品の中には悪臭といわれる香りが入っているものもあるという事はご存知でしょうか。例えばカストリウムという香料。これはビーバーの肛門分泌液なのですが、これを単体で嗅ぐとかなりの糞便臭といわれるくさい臭いが漂います。ところがこれを希釈し他の香料と混ぜ合わせると香りに深みが出てとても良い香りになるのです。強い匂いで他の匂いを軽減させる他に、このように他の香りを追加することにより臭いを調和させ、いい香りに感じさせて臭いを軽減させることを「マスキング」と言います。
■天然ハーブ由来のエッセンシャルオイルを使った消臭【BIO-DM】
先程のマスキングは悪臭を包み込み目立たなくさせる方法ですが、この方法は、クローバー/松/ユーカリ/ミント/イトスギ/サヴォリー/ローズマリー/タチジャコウ草の天然アロマの中から消臭効果の高い成分を抽出して作られたフランス生まれの消臭剤です。これには抗菌効果の高い成分も含まれており、99.9%の除菌効果を発揮しカビの繁殖を抑制します。このBIO-DMはアート・ラボのHPシリーズ「HPエアーリフレッシャー」スプレーと、ほんのり優しくソラという植物で作られた花が色づく「HPエアーリフレッシャーフラワー」ディフューザーに含まれています。天然由来香料の優しい香りで、除菌消臭しながら空間をリフレッシュさせます。
■純植物性消臭剤【NTP-F118】
アート・ラボの人気商品のひとつ「ART LAB. COLLECTION」シリーズのデオドラント ルームスプレーに含まれている「NTP-F118」は、森で生まれた消臭剤。間伐材のヒノキ/ヒバ/トドマツ/モミノキ/クスノキなどの118種類もの草木を原料にしたもので、これらの植物が発する「フィトンチッド」という揮発性成分に着目し、消臭/抗酸化/抗菌/リラクゼーション作用を併せ持つものとなっています。こちらもし尿のような臭いのアンモニアや、汗臭などの刺激的な青臭い臭いのアセトアルデヒド、腐敗臭の硫化水素やメチルメルカブタンなどを消臭する効果が確認されています。
原因はもとから取り除くのも大事です。
はじめに触れた通り、「いい香り/嫌な香り」という認識は個人差があります。また他の人の家にお邪魔したときに感じる臭いは、そこに住んでいるヒトには気が付きにくいもの。これは「順応」と言われる「慣れの現象」だと言われています。普段、気が付かない場所からも案外臭いは発生しているもの。一度、部屋の周りを見渡して油で汚れている部分や掃除の行き届いていない場所などを確認し、そこを解決していくのも臭いの原因を断つ確実な方法です。その後、お気に入りのリードディフューザーなどの香り製品を使うともっとあなたのお部屋が素敵な空気に包まれるでしょう。
今回のフレグランス・ラボ通信は「嫌な臭いの仕組みと消臭方法」をお届けいたしました。素早く消臭効果が期待できる製品の一例を下記にあげておりますので、実際の商品を店頭などで試してみてはいかがでしょうか。
ではまた次回、【フレグランス・ラボ通信】〜香りのエトセトラ〜でお逢いしましょう。